〈試合情報〉
1月6日(日)
場所:バンコク郊外ノンタブリー県にあるオトコ-3スタジアム
今回の試合会場は、バンコク郊外ノンタブリー県にあるオトコー3スタジアムで開催されます。
ここは、毎週日曜日にギャトペットTVマッチが開催されています。
試合は、1月から新しく始まるスックチャーンムエタイギャットペット興行でギャットペットチュンプロモーターの誕生日記念興行という事もありセミファイナルはプロムエタイ協会タイトルマッチ、メインは元ルンピニーVS7チャンネル王者の一戦とビッグマッチです。
今回は、誕生日記念興行ということで、新 TVマッチ初興行のため食べ放題と記念Tシャツ500枚配る予定だそうです
試合はアマリンTVでタイ全土で生中継され、日本時間20時20〜22時10分で第2試合目の志朗は20時40分頃を予定しています。
インターネットでは、つぎのURLから視聴できます。
http://www.amarintv.com/live-tv/
https://www.adintrend.com/hd/m/ch26
対戦相手は、ペットサムレット・オーボートーノンヤントイ
約3カ月前に、knockoutで活躍するヨードレックペット所属ジムティーデット99ジムに移籍してきました。
その前はワンソンチャン興行で平日興行メインに出ていてラジャダムナンバンタム級ランカーだった選手です。
9月に志朗選手が負けたペットアサウィンに、10月に行われた7チャンネルの試合で勝っています。
体重は124ポンド契約56.2kgといつもより重い契約になりました。
試合前に志朗を見てフッと思った。
“これまでに増して肩幅が広くなり、そして筋肉に張りが出てきた!”という事だ。
ギャットペットジムに移籍してから練習方法も大きく変わり、これまで以上にフィジカルトレーニングに重点を置いてきたという。
ムエタイは日本のキックボクシングとは違い、首相撲の時間が長い。キックの試合の様に、片方の選手がクリンチしてもレフリーは試合を止める事はしない。その状態から首相撲としての攻防が延々と続く。
特に近代ムエタイの傾向として、試合中盤(3Rあたり)から首相撲に移行する事が多く、ここでスタミナ消費合戦が繰り広げられる。この試合中盤からのスタミナ消耗戦で優勢ぶりをアピールできなければムエタイでは勝つことはできない。だから打撃のみのキックボクシングとは使う筋肉も違うのだろう。
パッと見の体の変化からも、日々のトレーニングの成果が出始めている事を感じた。
2018年7月7日、タイ・ルンピニースタジアムで開催された、
対戦相手のグリスペット・モーラタナパヌは、
事実、試合開始の掛け率では、
1R、
その中で志朗は蹴りを当てながらも、
2R開始は、志朗の方が先手先手の攻撃を進める。
自分の武器であるローを出しながら、志朗に迫るグリスペットを、
志朗のボディーを警戒してか、
1R目は余裕の顔をしていたグリスペット選手だったが2R目の終
3R双方共に、勝負のエンジンがかかると、。
4R、勝負に出ようとするグリスペット。
4月にKO負けという屈辱を背負っていた志朗だったが、
今回の試合では、
ジムの方針もあり、
写真:จุลดิฐ ปานเพียร (Junladid Panprien)スポーツ専門チャンネルSMBテレビ(タイ)専属
<試合データ>
7月22日 (土曜日)
タイ ルンピニスタジアム
契約体重 123ポンド
対戦相手 ゲンサック(サクランシットジム)
ギャットペットに移籍して3戦目。1戦目、2戦目と評価の高い勝ち方を
してきた志朗は、この試合で勝てば、次はもっと大きなステージで試合をさせると
ジムの会長に言われていた。その期待に答えるために志朗も気合が入っていた。
ところが、当初、予定されていた対戦相手が変更になって、その後、二転三転して
ようやく決まったのが木曜日だった。そして、相手は180cm近い長身。計量時の体重は
同じでも、計量後、急激に体重が増える選手もいる。ゲンサックは長身を利用してからの首相撲が得意の選手だ。それでも、今までの試合内容から、試合前の掛け率は志朗有利と出た。
だが、志朗のトレーナーと会長は、この長身の選手に対して警戒を隠さない。
「2Rまでに差をつけないと、3R以降はきついかもしれない」というアドバイスを志朗に与えた。今回は、対戦相手が急に変更になったということだけではなく、試合時間も早まってしまった。今までは通常6時試合開始だが、今回からはテレビ局の都合で午後2時に変更されてしまった。ルンピニスタジアムは、他のスタジアムより、計量時間が遅く6時30分開始で、午後2時開始だと、選手は十分な休息がとれない。特にゲンサックのように長身の選手と首相撲をする場合には同じ体格の選手と試合をする以上に体力を消耗しやすい。
午後13時30分会場入りをした志朗は、やはり、前回の試合に比べたら回復はしていないようだった。
控え室に行く途中で、志朗を見つけた観客たちからは「Shirou!」「Shirou!」と呼び声がかかる。期待は大きい。
午後15時(タイ時間)試合開始。
1R目は志朗の左の軽いローキック攻撃から試合は始まった。得意のローキックを炸裂しようとするが。ゲンサックの前蹴りで思うように中に入れない。1Rは、お互い様子見の展開で終了した。セコンドからは2R目は積極的に攻撃するように指示が飛ぶ。
2R目に入ると、セコンドの指示通りに積極的に攻撃を仕掛けていった。
ローキックが確実の相手の左太ももに炸裂しているように見えたが、試合後、志朗によるとローキックの入り方が浅かったと言っていた。ローキックを利かせて、顔面へのパンチを放つがゲンサックのリーチが長いために届かない。それでも、志朗の得意の攻撃が始まり、
ゲンザックにローキックが決まって、ぐらつく場面が何度もあると、場内のギャンブラーもざわめきだした。2Rは確実に志朗が取った。
そして、セコンド陣が杞憂していた3Rが始まった。2Rのローキックが利いていれば、
3Rは有利に試合展開を運ぶことができる。
ゲンサック陣営は戦法を変えてきた。ローキックを志朗が放とうとすると、先に一歩入ってローキックが確実に急所にヒットしなくなった。そして距離を一機に縮めて、首相撲を仕掛けてきた。志朗もパンチで返そうとするが、単発的な攻撃で後が続かない。2Rまでのゲンサックとは思えないほどの変わりようだ。2Rまでは志朗を油断させるために志朗のローキックを受けていたのかもしれない。2Rまでの攻防を見ていた人たちは志朗がKO勝ちをするかもしれないと思っている人もいたぐらい、ゲンサックがダメージを受けていたように見えた。志朗のローキックとパンチのタイミングを計っていたのかもしれない。3Rに入ってからのゲンサックの動きを見るとそうのように思えてくる。前蹴りでバランスを崩される場面も出てきた。ゲンサックの得意な首相撲を封じることができなかった志朗は、3R目で大きくポイントを失った。4R目は完全に志朗の動きを読み取っているゲンサックがリードした。5R目には最後の逆転勝ちを狙って業を繰り出すが、的確なものが入らない。
普通のムエタイであれば勝敗が決まっている場合、後半はお互いに流すが志朗はあきらめない。この最後まであきらめない姿勢がトレーナーや会長は評価してくれた。
試合後、志朗が「初めてほめてくれた」と言っていた。志朗の階級でゲンサックのような長身の選手はムエタイでも2人から3人ぐらいだそうだ。長身の選手は、背の高さとリーチの長さで首相撲になれば、それだけでポイントが有利に動く。ムエタイで上に行くためには
苦手な相手を克服しなければならない。負けたが収穫はたくさんあったようだ。
ジムの会長とトレーナーは、今回の志朗の逃げない戦い方には満足していた。ムエタイは
この気持ちが一番重要なのかもしれない。
5月14日に行われたISKA世界ムエタイバンタム級チャンピオンの初防衛戦を成功させた志朗が、タイの所属ジムであるギャットペットジムに戻った。
6月30日に行われるルンピニーンスタジアムのTVマッチに出場することが決定している。
発表された対戦カードによると、 スックギャットペット 123ポンド契約 「シロウ・ペットパヤータイVSヌアペット・シットロムナーオ」
5月からルンピニースタジアムは、毎週金曜日が二部制になり1試合目から4試合目の18時から20時をNOW26チャンネルで生中継が開始した。
対戦相手のヌアペットはムエカオとして有名で、7チャンネルにも何回か出場しているが、先月もルンピニーのTVマッチのメインイベントに出場している。
3月のルンピニーでの試合が評価されたことで、TVマッチに選ばれた。 今回の試合は、タイでの知名度でいうと、志朗よりも相手の方が格上だが 勝てばTVマッチでのメインイベントや目標にしている7チャンネルの出場も出来るだろう。
対戦カード
試合は、当日インターネットでも観戦できる。
http://www.adintrend.com/hd/ch32
髪短い彼はリングネームがスットティーラックで意味は最愛の人と珍しいリングネーム。
テレビマッチ勝利で終えて、次のステップにつなげたいと意欲を高めている。