7月6日、タイ・ランシットスタジアム 「KICK REVOLUTION 日本-タイ5VS5全面対抗戦」
中向永昌(STRUGGLE) VS ユーリ・ソークルウォン(タイ) 中向選手の判定勝利。
「危なかったですね」
試合後、左目を真っ赤に腫らした中向永昌はユーリ・
いったい中向の身に何が起こったのか?
「一発目のハイで相手の指が目に入ってしまったんですよ。
納得。片目が見えなければ、自分の距離を保つことができない。
1R終了後のインターバル。
「どうしようかとも思ったけど、
2Rから中向の逆襲が始まった。チャンスと見るや、
伝説の名王者ユーリ・
3R終盤には中向をロープに詰めてヒザ蹴りを見舞うなど、
試合の流れは大きく変わったのは4R。
5Rになっても、試合の流れは変わらない。
「ローが効いているぞ!」
もっとミドルを蹴りたかったが、セコンドの指示は絶対だ。
その直後、中向だけではなく、ユーリも「俺が勝者だ!」
中向は安堵の面持ちを浮かべながら、
「
先鋒戦から中堅戦までは日本チームが3連勝。
「ただ、あまり緊張はしなかったですね。(同門の)
5VS 5マッチの前に行なわれていた歌謡ショーが長引いたせいか
「タイはそういうもんだとみんな言っていたので、
そうなのだ。例えテレビの生中継がある大会であろうと、
試合後、中向は初めて本場タイ料理に舌鼓を打った。
シャイなイケメンチャンピオンはタイの風土に合っているのか。
<文・布施鋼治 写真・早田 寛>