6月19日(日)、東京ドームで開催される「THE MATCH 」への志朗参戦が決定。4月22日都内の追加対戦カード発表記者会見にて、K-1のトップ選手である玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushスーパー・バンタム級王者)との対戦が発表された。
「THE MATCH 2022」での契約体重は、-55Kgで3分3R(延長1R)。気になるルールについては、「THE MATCH2022」スペシャルルールになる予定で、現在のところ攻撃の脚などをつかんでワンアタックは禁止だが、首をつかんだワンアタックは有効にするなどの調整が進んでいる。
玖村選手は、2月に行われた第3代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメントで、決勝に進み、結晶では金子晃大選手と戦い判定負けであったが、巧みなテクニックでの攻撃スタイルで、トップクラスの実力がある選手として広く知られている。
かねてより機会があるなら玖村選手とと試合がしたいと語っていた志朗にとって、願ってもいない対戦カードとなった。志朗は「技術レベルの高い試合を見せられる」と会場記者の質問に答えている。
THE MATCH2022 -55kg契約 3分3R(延長1R) 志朗(Be WELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者) vs 玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushスーパー・バンタム級王者)
2022年4月2日東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「RISE ELDORADO 2022」
志朗は、第9試合SuperFight-56kgにて、江幡塁選手と戦った。江幡選手は、兄の睦選手と共に、新日本キックボクシング協会を代表する選手。かつて2011年5月に志朗は初対戦し、そのときは江幡選手の判定勝利だった。
その翌年5月に行われた、日本バンタム級タイトルマッチではドロー判定。10年目にして志朗は二人のストーリーにピリオドを打つべく、復帰戦になるこの戦いに臨んだ。
1R、双方共にお互いの力を試すような動きが繰り返されると、その後は両選手共に攻撃を仕掛けていく。江幡選手が得意とする素早い動きに、志朗はその主導を渡さぬよう攻めていった。
1R、志朗がリング中央に立ち、塁はロープ際に立ち、そこからの攻撃を狙う。志朗はリング中央をキープし、塁が出ようとするとジャブとローでそれを押さえる。塁もジャブとローを放ち斬り込んでいかんとするが、志朗は素早く察知して下がり攻め込ませない。
2R、志朗の前蹴りは的確に江幡選手を捉え、江幡選手は横に体を移動させ志朗との距離を取り、ジャブを繰り出そうとしていた。そして志朗の右手は、江幡選手の左側をガードしたかの瞬間、志朗の右ハイキックが江幡選手の首筋を打撃、1分39秒KOが決まった。
両手手術後の復帰戦には、やはり不安もあったという志朗だが、KO勝利という完全決着で二人のストーリーにピリオドを打つことができた。