3月25日、志朗の地元のさいたま市で活動されている、「きっかけフレンドパントリーさいたま北」様に、熊本県山都町、芦北町、人吉市、福島県福島市の食品を寄付しました。

この「きっかけフレンドパントリーさいたま北」さんは、ひとり親家庭のみなさんで食料の支援を必要としている方々に、無料で食料を渡す活動をされています。

こちらでは、2カ月に1度の割合で、こうした食料の配布を行っているとのことです。今回ボランティア活動をされている、佐伯かずみさいたま市議会議員が活動の報告を送ってくださいました。

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子育て応援活動

きっかけフレンドパントリー・さいたま北

開催日:2021.3.28(日)午後1時~3時

場 所:生鮮市場イマイ駐車場(さいたま市北区)

 

 

子どもの貧困とジェンダーの関係

現在日本では7人に1人の子どもが貧困といわれています。特に一人親家庭では平均所得が夫婦で子育てしている家の半分となっています。

シングルファザーの家庭は18.7万世帯、平均年収は420万円ですが、シングルマザーの家庭は123.2万世帯、平均年収は243万円となっています(平成28年)。これは、シングルマザーの約半数がパート、アルバイト、派遣など非正規就業のためです。

またこのコロナ禍で派遣切りやパートなどの収入減など被害を被ったのは女性でした(非正規女性前年同月比89万人減:3月30日総務省発表)。私たちのパントリーに会員登録している方のほとんどはシングルマザー家庭となっています。

フードパントリーの目的

子育て応援をもとに児童扶養手当受給者などに食品をお渡ししています。

余っている食品を提供するという意味ではフードロスを減らすこと、そして地域でつながりがしにくく、辛い思いをしてきた子どもたちや子育て中の家庭とつながっていく仕組みづくりなど、活動を通じて行っています。

 

食品を渡して終わりではない

食品を渡すだけでなく、渡しながらおしゃべりをする、悩みを聞いたり、支援の窓口につないでいくことが本来の活動です。私たちの活動も今はコロナ禍で会場にいる時間をなるべく短くするように工夫していますが、声掛けを大切にしています。次回からは元行政の福祉職員だった方の「お困りごと相談」のブースを設ける予定です。

1人分は今回段ボールやまもり、このほかにお米等

 

【わたしたちのパントリーの課題】

 〇食品の供給が足りない

当フードパントリーはセカンドハーベストジャパンや、埼玉フードパントリーネットワークの協力を得て2か月に一度食品を、配付していますが、要望の高いお米、レトルトや缶詰などのおかずやちょっと手の届かない嗜好品などの供給が不足している状態です。

 

段ボールからお米袋につめかえてリュックにも詰めて持ち帰っていただきました
集まった食品をしわける佐伯かずみ市議会議員

〇安定した供給

セカンドハーベストジャパン以外にも開催事に継続的に食品を提供してくださる個人、企業、団体などが必要です。また運営費のねん出等のためにも寄付を募っていく必要があり、今後の安定した開催をする上での課題となっています。

今回は松本志朗選手の多大なるご寄付で多くの食品を持ち帰っていただくことができましたこと心より感謝申し上げます。いらした方から今日はこんなにあるんですかと、びっくりされ、お礼の言葉を多くいただきました。お米は何キロあっても足りないという声を聞いている中1人5キロのお米をいただいたことは非常にありがたくスタッフともども喜びあっています。また、福島の新鮮なねぎをいただきましたが「高くて買えなかったのでうれしい」という声が多くありましたこと追記いたします。

たくさんの食品をいただきまして本当にありがとうございました。志朗選手の優しく温かいお気持ちにスタッフ一同感謝申し上げるとともに、これからも志朗選手のご活躍を熱烈応援しております。

この活動に賛同し参加くださっているボランティアスタッフのみなさん